ECLIPSE TDシリーズスピーカーとの出会いは?
2003年1月に東京都現代美術館で行った『worl disso beautiful』というビデオインスタレーションの音響システムとして、スピーカー、アンプを使わせて頂きました。本当は別のスピーカーを借りる予定で、原宿にある『NADiff』というアートブックショップにお邪魔したのですが、そこにECLIPSE TDシリーズスピーカーが展示されていて、一目惚れ(一聴惚れ?)してしまいました。問い合わせた所、快く展示に協力して頂く事が出来、その後も自宅の製作現場のモニターとして活躍しています。
東京都現代美術館での展示のご感想は?
展示会場では、他の作家さん達との兼ね合いもあり、大きな音は出せなかったのですが、小さな音量でも綺麗に音を感じる事が出来ました。それどころか、小さな音でも館内中に響くくらい、抜けの良い音で吃驚しました。音はもちろんですが、見た目も気に入っています。
ご自宅のスタジオで使用されて、いかがでしたか?
色々、お気に入りのCDをかけてみたり、自分の音を聞いてみましたが、一番印象的だったのは音の抜けの良さでした。今迄使っていたスピーカーでは、いつも籠りがちになっていた音域がとても綺麗に出てくれて音の楽しみ方も変わりました。特に生楽器を用いた曲は、その場で演奏している様な音が聞けるので楽しいです。ただ、特定の電子音楽については、音が生楽器の様には聞けなかったので、持っていたスピーカーと同時に鳴らしたり、切り替えて聴きくらべたりもしています。多分これは、今迄、自分が持っていた唯一のスピーカーに慣れ過ぎてしまっているためですね。
アルバム『rehome』の紹介をどうぞ
ワイデン アンド ケネディーというナイキのCMを作り続けている事で有名な会社が新しく音楽/映像のレーベルを立ち上げ、そこからの第一段リリースとして『rehome』というCD/DVDを製作しました。今迄、映像を中心にやってきていたのですが、今回初めて、音楽CDとして聞きたいものを意識して作りました。また、歌ものに初めてチャレンジしています。他の楽器の音に負けないように歌を持ってくるのが難しかったですね。今、新たにアルバム(『セイル』8/27発売)を製作しているのですが、音の作り方を以前のやり方(やり直し、手直しなし、1発取り)と『rehome』の様に細かく作り込んだやり方、両方試しています。以前の作り方の方では、ちょっとしたずれがあっても、音が活き活きとして聞こえて、世間で言われている高音質、ハイビットな音だけが良い音とは限らないな、と実感しました。
愛車にもECLIPSEを使われているそうですね?
はい。最近、いとこから車を譲り受けたのですが、音のシステムが悪かったので、ECLIPSEのCD/MDプレーヤーに変えてみました。元々、スピーカーの位置等が変な場所に設置されていて、音の抜けが非常に悪かったのが、嘘の様に改善されました。家で聞いているのとほぼ変わらない状態の音に包まれて、快適にドライブを楽しんでいます。